合格しました!!

今年の夏に総合内科専門医試験を受けに東京まで行ってきました
ようやく先日待ちに待った合格通知が届きました。

内科認定医の資格は持っているので、専門医を特別受験する必要もなかったのですが、何か目標がないと日々の臨床の忙しさに流されていくので思い切って自分に鞭打ち受験することにしました。

受験決めてから数ヶ月、平日は勉強する時間の余裕はないため、休日にまとめて勉強するしかなく、ストレスの貯まる日々でした。

そして9月10日、待ちに待ったような、来て欲しくないような試験日がついに訪れました。会場にはやはり若い人が多く、白髪の増えた還暦の私は最高年齢に近いと思いました。

丸1日、会場に缶詰となり一コマ2時間の試験を3回受けます。
最後はお尻が痛いやら、肩がこるやら、頭がボーッとしてきて思考力がなくなり大変な一日でした。

正直、もう二度と受験したくなくなるきびしい体験でしたので、合格は本当にうれしい思いで一杯です。

ふだんから、もちろん内科の診察を行っていますが、全ての内科の知識を改めて系統的に勉強するのは、36年前の医師国家試験以来でした。

専門外の白血病の治療や日本に数百人しかいない神経疾患など、全く忘れている疾患や、遺伝子学の進歩により病気の原因が特定されたものなど、数ヶ月間、休みの日を費やして教科書を読み、一から勉強仕直したことは私にとって大きな財産になりました。

ただ、自分の記憶力の衰えには驚かされ、日々勉強しなければ正しい知識を保つことができない事を思い知らされました。